日本人の代表的な痛みを自覚する慢性疾患として、腰痛・肩こり・膝の痛みがあります。生活様式の変化や高齢化に伴いこれらの疾患に悩む方は4人に1人とまでいわれています。
当院のリハビリは、温熱療法・電気療法・マッサージ等を用いて治療にあたります。皆様の症状の改善の一助になるようにお手伝いさせて頂きます。
腰痛は誰でも一度は経験しているとも言われ、悩んでいる方も多く、一度患うとなかなか治りにくいものです。
原因としては、骨(軟骨)の変形・摩耗・ヘルニア・脊柱管狭窄症・すべり症など、器質的なものや腰の筋力低下、逆に筋肉の使い過ぎなどが上げられます。
急性期は安静が一番です。安静を促すためにコルセット等を用いて炎症症状を抑えます。
慢性化しているものに対しては前述したリハビリにおいて、腰回りの緊張した筋肉を和らげ血行を良くし、栄養状態を改善することによって組織の修復を促します。
肩こりは、生活リズムの乱れや運動不足、肉体や精神的なストレスによっても引き起こされます。
これらに伴い、血流の悪化・筋力の低下・代謝の低下が起こり、筋肉が緊張します。コリや疲労感が酷くなってくると頭痛・吐き気などの症状も出てきます。
原因としては、骨(軟骨)の変形・筋肉の疲れ・硬くなった筋肉の栄養不足などが上げられます。
治療は腰痛同様に、凝り固まった筋肉をほぐして血行を良くしていきます。
五十肩、四十肩などで肩が挙がらないものに対しては安静・固定(三角巾など)等で対応します。
スポーツ(運動)をすることで、繰り返しのストレスがかかり起こる 「スポーツ障害」と一回の怪我によって起こる「スポーツ外傷」 (骨折、脱臼、捻挫、打撲、肉離れ)があります。 「スポーツ障害」は、長期的に同じ運動をすることにより、体の一定部位に負 担がかかり起こる障害で、使いすぎ(オーバーユース)が原因となります。 早期の軽いものに対しては、安静や電気機器による治療で改善します。 安静指示だけで終わり、スポーツ活動へ復帰すると容易に再発を繰り返すこともあります。原因を見つけ、適切な処置が必要となります。 当院では、それぞれの症状に合わせて日常生活での注意点や トレーニング方法等、適切なアドバイスをさせて頂きます。 「スポーツ外傷」においてはスポーツ(仕事)の復帰を目標として治療にあたります。レントゲン撮影により状態を鑑別し必要に応じて、 固定・テーピング等を行っていきます。日常生活だけでなく、スポーツ(仕事)復帰を目指し固定が外れた後の後療法にも力を入れて、競技で結果が出るようにサポートします。
また、試合のスケジュール等も考慮して治療計画を組んでいきます。