今回は低周波治療器について紹介をします。
・人間の神経や筋肉には、低い周波数の電流に反応する性質があります。低周波治療器は、これを利用したもので、体の表面につけた電極を通じて皮膚の表面から通電。それに対する作用を利用して治療を行います。
・低周波の電流が流れると電極付近の筋肉が収縮、電流が止まると筋肉は弛緩します。この弛緩したときに血液が送り込まれることにより、老廃物を含む血液が送り出されます。これを繰り返すことで、血行が促進されるのです。また、痛みがある場所に低周波の電流を流すと、痛みを伝達する機能に働きかけて「脳に痛みを伝えにくくする」効果もあります。
■効果
・痛みの緩和
・筋萎縮の改善
・血流促進
・関節可動域制限の緩和 など
■適応疾患
・手足のしびれ
・骨折、捻挫などの外傷
・腱鞘炎
・関節症
・肉離れ
・神経痛
・むくみ など
以下のことに当てはまる方は治療はできません。
・ペースメーカーがある方
・重篤な心疾患がある方
・創傷、瘢痕、皮膚疾患のある方
・悪性腫瘍のある部位への治療
