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2019.09.25お知らせ

骨粗鬆症という病気のこと知っていますか

骨は一度出来上がると、ずっと同じ骨のままだと思っていませんか?

実は古くなって劣化した骨の細胞はメンテナンスされ新しい骨へと生まれ変わるんです!!

これが『骨の新陳代謝』といって、『骨のリモデリング』ともいいます。健康な骨では、骨吸収(骨を壊す働き)と骨形成(骨をつくる働き)のバランスがつり合っています。しかし骨粗鬆症の骨では、骨吸収がどんどん進んで骨形成を上回ってしまい、骨がスカスカになり脆くなってしまいます。

 

骨密度は女性の場合は18歳くらいでピークに達し、その後40歳代半ばまではほぼ一定を維持しますが、 50歳前後から低下していきます。加齢によって骨密度が低下するのは①女性ホルモンの分泌量減少②腸管でのカルシウムの吸収率減少③ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)をつくる働きが弱くなるなどの理由があります。また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。 加齢で生じる生理的な変化はやむ得ないことかもしれませんができるだけ若い頃から食事や運動に気を配ることで骨密度の減少を抑えることはできます。

骨粗鬆症は特に女性に多く、患者さんの80%以上が女性といわれています。エストロゲン(女性ホルモンの一種)は骨吸収を緩やかにして骨からカルシウムが溶けだすのを抑制する働きがあります。閉経期を迎えて女性ホルモンの分泌が低下すると急激に骨密度が減り、同年代の男性に比べて早く骨密度が低くなります。

 

ここまで読んでいただくと骨粗鬆症は女性だけの病気だと思うかもしれませんが、男性も決して安心できません。年齢を重ねるになるにつれ、男性も発症する人が増えてきます。更に骨粗鬆症になって転倒すると、男性は女性よりも大きな障害を受けやすいという傾向があります。

《男だから骨は丈夫》という事ではないのです。日本国内の骨粗鬆症患者さんの推計は約1,280万人、うち女性が980万人・男性が300万人程度とされています。確かに女性の方がかかりやすいですが、約4人に1人は男性ということを考えると、決して油断はできません。男性は女性に比べて骨格が大きく太いということもあり、若いときの骨量の貯金が女性に比べてたくさんあります。また、女性の閉経のような急激な女性ホルモンの変化もない為、骨量減少のペースは緩やかではあります。しかし高齢になるほど男性も骨粗鬆症になる人が増えるのです。

男性の場合は60歳を過ぎた頃から危険信号が点滅し、70歳以降になると女性の発症数のおよそ半分程度の割合で骨粗鬆症になっています。更に、80歳頃には骨量が若いときの70%程度に低下します。また、骨粗鬆症の発症に関連する糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかる割合や、骨の健康に影響する喫煙や飲酒をする割合は男性の方が高い傾向にあるため十分な注意が必要です。

 

また、特定の病気や服用薬が原因となって発症する骨粗鬆症もあります。 原因となる代表的な病気としては、副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患・関節リウマチ・糖尿病をはじめとする生活習慣病で頻度が高いとされています。これらの病気では骨代謝に関係するホルモンが不足したり、骨形成に必要な細胞などに異常が起こったりして骨密度が減るものもありますが、骨の中に骨質を劣化させる物質が増えて骨が脆くなってしまうものもあります。

薬の副作用による骨粗鬆症では、代表的なものにステロイド薬の長期服用があります。

 

【原因となりやすい代表的な病気】

◎関節リウマチ  ◎副甲状腺機能亢進症  ◎糖尿病  ◎慢性腎臓病(CKD) ◎動脈硬化  ◎慢性閉塞性肺疾患(COPD) ◎ステロイド薬の長期服用

 


今回のポイント!!

骨は一生リモデリング(骨代謝)を行なっている

骨粗鬆症は女性に多い 原因としては閉経、加齢に伴うホルモン分泌低下、運動と食事量の減少

骨粗鬆症は男性も起こる病気!! 男女比は1:3  原因となる生活習慣病・喫煙・飲酒は男性の割合高い

特定の病気や服用薬が原因で骨粗鬆症になることもある


 

前回記載したように当院では簡易的に骨粗鬆症検査を行うことができます。

興味のある方はお気軽に職員までご相談ください。

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